二酸化炭素濃度計を設置しました
2021-09-21
秋の気配が強まってきた今日この頃、新型コロナウイルス感染症第5波のピークがようやく過ぎ去りつつあるかと思われる状況となってはきましたが、一方で変異株も次々と確認されているという報道も耳にします。
弊社では、感染症対策として様々な取り組みをこれまでも発信してまいりましたが、先日新たに「二酸化炭素濃度計」を事務所内に設置致しました。
これは、令和3年4月1日厚生労働省告示第169号にも、換気状況を確認する方法として「二酸化炭素濃度測定器を使用し、室内の二酸化炭素濃度が1000ppmを超えていないかを確認することも有効である」と認められているものでもあり、最近ではこの濃度計を設置している病院や企業なども増えてきているようです。
(ちなみに、通常約70~80㎡ほどの事務所内に2~3人いる場合で、大体500ppm以下です。)
私たち人間は、呼吸をする際に酸素を吸って二酸化炭素を吐き出します。
換気が行われず二酸化炭素の量が多くなると、新型コロナウイルスはもちろん、風邪やインフルエンザ等の原因となるウイルスが室内にとどまることとなり、感染のリスクが高まるとされています。
建築基準法でも二酸化炭素濃度を1000ppm以下に抑えるよう定められておりますが、換気の状況や室内の広さ・人数等によって二酸化炭素濃度も変わります。
一目でわかる濃度計を設置することで換気への意識を高め、これから寒くなっていき窓を開けることが少なくなる季節にも適切に対応できるよう備えることに致しました。
つい先日も、事務所内にいつもより人数が多くいた際に濃度計の数値が1000ppmを超えたところでアラートが鳴ったため、社員が積極的に換気を行うという場面がありました。
これまでの感染症対策に加え、二酸化炭素濃度計も上手に活用してこれから寒くなっていく季節を迎えたいと思います。